昨夜見た映画、今日読んだ本のレビュー。


by Erika_Akane

Owning Mahowny (2003) 邦題不明

カナダの大手銀行トップクラス(というのか?)で働くマホーニー(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、もの静かで真面目な仕事一筋人間と思われていたものの、実は病的なギャンブル癖があった。大量の現金へのアクセスがある彼は、ギャンブル→負け→銀行の金の使い込み→それを補おうとしてのさらなるギャンブルという悪循環へ陥っていく……。

カナダ映画は(コメディ以外)「低予算+暗い+重い+病的」というイメージがカナダ国内でもあるのですが、これはその路線をもろに行ってくれます。ゲロゲロのものが出てきたり、誰かが死んだりはしないのだけど。

アトランティック・シティーまで行ってギャンブルするマホーニーには、楽しみなんて全然ないんです。時々大もうけするけれど、そのお金を使って楽しもうというのがない。車はボロいのに乗ってるし、住んでる所もパッとしないし、ガールフレンド(なぜかミニー・ドライバー)に何か買ってあげるわけでもない。酒も飲まず、娼婦にも手を出さず、ドラッグもせず……ただただギャンブル。

自己破壊の恐ろしさというか何というか。その鬼気迫るビョ―キさに、ものすごく気分が悪くなりました。(いい映画だとは思うんですが。並々ならず後味が悪いです)

これは実話に基づく映画で、問題の銀行はCIBCなそうです。(カナダ国内の人、ヒエーっと思いません?)

黄色いパトカー(昔はそうだったらしい)、ナイアガラの滝、ティム・ホートンズらしいドーナツ、スイス・シャレーなど、カナダ独特のものが出てくるために、「イェーイ!」と盛り上がりはしたのだけれど。(ただし、アパートの前に掲げられたカナダ国旗というのは、やり過ぎのような……アメリカじゃないんだから)
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by Erika_Akane | 2004-07-05 08:38 | 映画(ビデオ・DVD)