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昨夜見た映画、今日読んだ本のレビュー。


by Erika_Akane

Ghost World (2001)  邦題 ゴーストワールド

アメリカの中規模の町。高校を卒業しても、就職のあてもなければ進学の予定もないイーニド(ソーラ・ビーチ)は、長年の親友レベッカ(スカーレット・ジョハンソン)と、だらだら過ごしているうちに、変な年上の独身男シーモア(スティーヴ・ブシェーミ)に心惹かれていく。レベッカはコーヒーショップに就職を果たし、イーニドと共にアパートを借りて暮らすという目標に向かって着々と進んでいくが、イーニドは今一つ乗り切れず…。

見ていて、ニヤニヤやクスクス笑いが絶えませんでした。この映画に出てくる変な人たちって、なんとなく見覚えがあるような。気がつくと、イーニドに強く共感していました。(ブシェーミの変てこな顔って、前から好きだったし。ああいう人を好きになる気持ちって分かります)彼女が感じていたのと同じであろう閉塞感に、深く絶望していた時期があったからだと思います。

日本語の公式サイトでみると「ゴースト・ワールド」というのは、2人の少女が今、漂っているところ、のように読めますが、やっぱり、永遠のバス待ち老人とイーニドが最後に行っちゃうところが「ゴースト・ワールド」なのではないでしょうか。レベッカは、現実世界でも大丈夫な女の子だと思うんです。

最後のところ、あれって、イーニドが自殺してしまったっていうことなのかしら。
日本語公式サイト
ゴースト・ワールド
by Erika_Akane | 2004-03-23 23:18 | 映画(ビデオ・DVD)