昨夜見た映画、今日読んだ本のレビュー。


by Erika_Akane

カテゴリ:映画(TV)( 18 )

遠距離恋愛だったガールフレンドと別れたばかりのアメリカ人青年ジェシー(イーサン・ホーク)は、列車の中で、フランス人学生のセリーヌ(ジュリー・デルピー)と知り合う。彼女と特別な結びつきを感じたジェシーは、ウィーンで一晩一緒に過ごすように説得する……。

土曜の夜にWネットワークで放映していたのを見ました。(F-wordは全て消去されていました)

試写会で続編の『Before Sunset』を見たので、「結局はセックスする」とか「6ヶ月後に会う約束は果たされなかった」とか分かりながらの鑑賞だったのですが――。

いいですねえ~。

二人が話しまくるのは続編と同じなのですが、二人とも若くて、歳をとってからの”bitter”な感じが少なくてよかったです。

個人的には、続編の『Before Sunset』よりも気に入りました。もっと若い頃に見ればよかった(せっかく、登場人物たちと同い年あたりなのに!)と後悔しました。(これが出た当時は、わたしも若かったわけですが、「距離」に「ディスタンス」と振りがなをふっているのが、ものすごく嫌だった←アホなわたし)

英仏堪能なジュリー・デルピーが、とっても素敵。

これはもう、老年期に入ってからの二人の再会ムービーも作ってほしいですね。(三人目の若いブロンド妻が浮気をしているのではないかと疑っているジェシーと、痴呆症の夫の介護に負われるセリーヌが、それぞれの配偶者が行きたがったためにやってきたラスベガスで偶然に再会!とか)

Before Sunrise  imdb.com
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by Erika_Akane | 2005-02-03 00:59 | 映画(TV)
宅配便フェデックスの社員として世界を飛び回り、精力的に働くチャック(トム・ハンクス)には、たぶん結婚するであろう恋人ケリー(ヘレン・ハント)がいた。クリスマスにも会社のジェット機に乗って、忙しく働くチャックであったが、飛行機は南洋で墜落する。ただ一人生き残ったチャックは、孤島に漂着する……。

墜落の場面は、かなりの迫力。これって、飛行機の中では上映できないですねえ。(機内で上映しているの、ご覧になった方いますか?)

以下、ちょっとネタバレ。


孤島での生活は、まあこんなものだろうという感じですが、ここでユニークなのがバレーボールの相棒ウィルソン。顔を描いたバレーバールを相手に口論したり、命がけでウィルソンを助けに行ったりするチャックは、客観的に見ると相当やばい人。(ストリート・カーでこういう人が隣に座ると困惑ですねえ…)でも、映画の中では完全に引き込まれて、2人の別れの場面ではついつい涙ぐんだりしてしまうのでした。

4年後、何とか孤島を脱出して、奇跡の帰還を遂げたチャック。しかし、愛しのケリーはすでに他人の妻だった!というのも、まあこんなものだろうと思うのですが、それにしても、彼女はチャックからの婚約指輪をどうしたんでしょう?子供までいるというのは、少し早すぎないか……。
Cast Away imdb.com
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by Erika_Akane | 2005-01-04 12:30 | 映画(TV)
ロボットと共の生活が普通の近未来。息子マーティンが不治の病にかかっている夫婦は、デイビッド(ハーレイ・ジョエル・オスメント)という、愛することのできる最新型の少年ロボットを養子にする。ところが、マーティンが奇跡的に回復して家に帰ってきたことから……。

ネタバレ注意。



わたしは、どうも「報われない愛、答えられない愛」に涙腺が弱いようなので、これはもろに泣きツボにはまった感じでした。

また、冒頭の「神と人間と愛」についての疑問とか、「自分は特別だ」と思っていたのに、自分と同じロボットやロボット型を発見するあたりの気持ち悪さとか、(「愛すること・愛されること」と「自分が唯一の特別な存在であると思うこと」って関連性があるんでしょうか?それとも、このこだわりは彼がロボットだから?)いろいろ考えさせられることが多かったです。

それにしても、2000年間も愛を求め続けるって、すさまじい執念。これ、少年が母の愛を求めるのだからいいけれど、大人だったらストーカー的…。

個人的には、最後に宇宙人が出てきてロボットの願いをかなえてあげるというのは行き過ぎという気がしました。青い妖精を見つめながら水の底で固まってしまった、という所で終わっちゃったら悲しすぎるでしょうか?もっとも、宇宙人がいないと、ナレーターもいなくなっちゃう(あれって、宇宙人ですよね?)わけで、困ってしまうのでしょうが。

ウルトラ・モダーンな設定と、おとぎ話(昔話)の型とが入り混じっていて、わけの分からない暗さがあって、わたし的にはかなり好きなのですが、奇妙にいびつな感じがするのは、キューブリック+スピルバーグという不思議な組み合わせのせいなのでしょうか。


*現在、北米ではホッケーリーグがストライキ中です。国営(?)テレビのCBCでは、いつもなら「ホッケー・ナイト・イン・カナダ」なのですが、現在は「ムービー・ナイト・イン・カナダ」と変更し、こういう映画をかけているのを見たのでした。

Artificial Intelligence: A.I. 公式サイト

A.I. imdb.com
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by Erika_Akane | 2004-12-01 04:10 | 映画(TV)
ベトナム戦争を目前として、様々な陰謀と危険がうずまいている1952年サイゴン。英国人報道員のトーマス(マイケル・ケイン)は、ベトナム人の愛人と共に暮らしていた。愛人フォングは、トーマスと共にロンドンへ行くことを願っているが、トーマスには妻がいる。そこへやってきた独身のアメリカ人青年(ブレンダン・フレイザー)がフォングに一目惚れし……。

エキゾチックな土地で、銃弾や爆弾が飛び交い、愛と死が隣り合わせ――なんかこれって、たちの悪い「中年の危機」を壮大なスケールで実現!という気がしてしまいました。

男のロマンというか悲しみというかスリルというか、もうふつふつと感じられます。わたしの粗筋だと、恋愛のパートだけに集中していますが、それだけじゃないところによって、いい映画になっているのではないでしょうか。

ある種の中年白人男性って、こういうのに無茶無茶憧れていそうな……。(というわけで、個人的にはちょっと引いちゃってますが、悪くない映画だと思います)

Quiet American 公式サイト

愛の落日 公式サイト

Quiet American  imdb.com
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by Erika_Akane | 2004-11-19 02:02 | 映画(TV)

Thirteen (2003) 邦題不明?

まだまだ子供らしいところのあったトレイシーであったが、学校で一番人気のある美しい女の子イービーに憧れ、「クール」になることに決める。服装を変え、軽犯罪を犯し、トレイシーはイービーと友達になることに成功するが、イービーとのつきあいは、それまでのトレイシーの生活を根源的に覆すものであった……。

自分の中学生時代を振り返ってみると、こういうタイプの子っていたよなあ……と思います。わたし自身は、「クール」になろうという意思もない、もさっとした子供だったので、共感というわけにはいかないんですが。

痛々しい、破壊的な成長をせずにはいられないタイプの子供っていますよね。十代の反抗期に大爆発したり、急激に路線変更したりする。

トレイシーの内面の痛みが分からない場合でも、彼女の自傷行為(ピアスとか手首切りとか)がとっても痛そうで、身を縮めてしまうのでした。

子供も大変だけど、こんなになっちゃうと、親はほんとに大変ですねえ。

ちょっとサイコパス的なイービーのキャラクターが印象的でした。主人公ではないせいか、あまり深く描かれていないんですが、興味深い人物です。

途中、トレイシーがドラッグでいかれている間、映像から色が消えていくようです。TVが壊れたのかと心配してしまいました。(実際に一時的に調子が悪かったのかもしれないけど)

Thirteen 公式サイト

Thirteen imdb.com
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by Erika_Akane | 2004-10-14 04:45 | 映画(TV)
西海岸に新しい職を得たジェフ(カート・ラッセル)と妻は、マサチューセッツから新車のジープで移動。ところが人里離れた場所で、車が故障してしまう。妻は、通りかかったトラックの運転手に近くの食堂まで乗せて行ってもらい、救援を呼ぶ電話をかけることにする。やがて車がなおり、ジェフは食堂へ急ぐが、妻は現れなかったという……。

引越しの最中に、ホテルで見ました。

北米は、ちょっと長いドライブをすると「周囲10キロ以内に人間は存在しません」という場所がゴロゴロしているので、雰囲気的に、とーってもリアルな感じがしました。長い道のりを行く引越しの最中だったし。

都会からそういうとこにいくと、田舎のほうの小さなコミュニティーって、よく分からなくて、閉鎖的にみえて、なんとなく怖い感じしますし。(北米田舎の善良なコミュニティーのみなさま、ごめんなさい)

結構面白いアクション映画だと思うんですが、途中で、「この夫はえらいな~。普通の旦那様たちは、ここまでして奥さんを取り戻そうとするのかなあ……」というあたりに気をとられてしまいました。

新しい妻(または夫)を捜したほうが早そうでない?なんて思ってしまってはいけないのでしょうねえ。

Breakdown www.imdb.com
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by Erika_Akane | 2004-10-10 07:02 | 映画(TV)
私立探偵フィリップ・マーロウ(ハンフリー・ボガード)は、大金持ちの老将軍に雇われる。将軍家の次女が事件に巻き込まれて脅迫を受けているのであった。しかし、単なる脅迫事件に見えたものには、さらなる奥があり、マーロウは深く巻き込まれていく……(その過程で、将軍家の長女((ローレン・バコール))と恋に落ちる……)

こっちに来たばかりの頃、リバイバル映画館にかかっていたのを見たことがあったのですが、何が何だか全然分かりませんでした。

今回、週末にTVOでやっていたのを見たのですが、事件がどういうふうに入り組んでいるのか、やっぱりよく分かりませんでした。

でも、ボギーの台詞は分かるようになっていて、もう唖然。こういう、とんでもなくくさい台詞をさらりと言ってのけて、笑われないのはすごい。

特にハンサムでもセクシーでもないのに、会う女性全てが、マーロウにしなだれかかってくるって、一体どうなっているの?!(本屋の女店員が、眼鏡をとって髪を下ろすと、あら美人!みたいな演出には笑ってしまいました)ウッディ・アレンか、と思ってしまいましたよ。ウッディ・アレンのほうがパクっているのでしょうが。(村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』もこれですかねえ。)

男性は、こういうのに憧れるんでしょうか。個人的には今一つ、ボギーの魅力って分かりません……。『カサブランカ』のキャラクターはかっこいいと思うけど。煙草吸いすぎ。
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by Erika_Akane | 2004-08-09 21:22 | 映画(TV)
オンタリオ州からハリウッドにやってきた、女優志望のベティ(ナオミ・ワッツ)は、旅行中である伯母ルースの家に滞在する。ところが、誰もいないはずのルースの部屋の中には、リタと名乗るミステリアスな女性が隠れていた。交通事故に遭った後、記憶喪失になったというリタは、大量の現金と青い鍵を持っていた……。(これは、いろいろ入り組んでいる筋の中の一つのラインに過ぎません)

ネタバレというか何というか…何も知りたくない人は以下注意。

土曜日の夜に、CBCでやっていたのを見た後、まだ立ち直れません。3分の2ぐらいまで快調に見ていた後、(何を隠そう、デイビッド・リンチファンです)いきなり背負い投げをくらい、後はもう、何が何だか分らなくなりながらも、最後まで引き込まれて見てしまいました。

べティが、青い鍵を青い箱の鍵穴に差し込んだところ――あそこから、後がわかりません!!

無垢の存在(金髪で、ナイスなカナディアン・ガールのベティ)が、邪悪とビョ―キと混沌の世界に、引き込まれていっちゃう……普通に見える世界の表層の下には、恐るべき世界が(ほんとにすぐそこに)存在している、という構図はあると思うんですが。それだって、よく分かりません。

あの鍵と箱は、二つの世界が本格的に交錯・逆転する接点っていうこと?

煙がもくもく出てきたり、変てこなことが起きたり(エスプレッソを吐き出すおじさん!あれ何ですか?食堂の裏の、とっても恐い顔の人!、コナン・オブライエンみたいな顔のカウボーイ!どうやって消えたの?不思議な劇場は何?)すると、茶々を入れてしまうのですが、全体的に、何とも言えず恐くて、不気味で、意味深で……

見ているうちに、どうしてもムスク系香水が嗅ぎたくなって、手首にスプレーしてきて、フンフン嗅ぎながら見てしまいました。

こういうわけの分らなさって、ものすごく好きです。

そんなの全然つまらん、という人でも、金髪ベティと黒髪リタのレズビアン・シーンは楽しめるのではないでしょうか。(ベティのリアルなマスターベーション・シーンもあります)
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by Erika_Akane | 2004-06-14 22:33 | 映画(TV)
1963年。小さな町で問題を起こしては引っ越すことを繰り返してきたシングル・マザーのフラックス夫人(シェール)と、その娘シャーロット(ウィノナ・ライダー)、幼いケイト(クリスティーナ・リッチ)たち。今回は、マサチューセッツの小さな町にやってくる。修道女になりたい十代のシャーロットであるが、教会の管理人(用務員?)であるハンサムなジョーに惚れこんでしまう。いっぽう、フラックス夫人も靴屋の主人ルーといい仲に……。

Familyチャンネルでやっていたのを見ました。

シェールとウィノナ・ライダーとクリスティーナ・リッチが家族だよ、ということに、いつまでも感心しつつ、ストーリー的には、ちょっとだるかったかな。

ハッピー・エンドよりではあるのですが、シェール・ママが、そうそう簡単に落ち着いてしまわなくて、よかったと思いました。わたしの場合、ルーおじさんくらい家庭的な人が身近にいたら、一発で感化されてしまいそうな気がします。

でも、真面目な話、子供って一人一人、説明書や取り扱い書が付いてきたら、育てやすいだろうなと思ってしまいました。(ついでに保証書もあれば…)

クリスティーナ・リッチのほっぺが、ぷっくりしていて、とても可愛いかった。
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by Erika_Akane | 2004-06-12 12:14 | 映画(TV)
14世紀イタリア。聖フランシスコ派修道士ウィリアム(ショーン・コネリー)と見習いアドソ(クリスチャン・スレーター)が訪れた修道院では、修道士が怪死したところであった。秘密の匂いが濃い修道院内で、事件の謎をさぐる二人であったが、さらに修道士たちが不審な死を遂げていく……。

日本でも、一度ビデオで見たことがあったのですが、Bravoにかかっていたので、また観てしまいました。複雑な話だし、ミステリーなので、以下、まとまりありませんが感想をぽつぽつと。(軽度のネタバレ注意)


この修道院、『アマデウス』の精神病院なみです。修道士が全員、強烈な顔立ちとファンキーな髪型。冷たく暗い石造りの中世修道院の建物とあいまって、雰囲気満点です。昨日の夜、なんだかぼんやりとこの不気味な修道院の夢を見てしまいました…。(←単細胞)

キリストが笑ったか笑わなかったか、なんてことを真剣に討議しちゃうこと自体に笑ってしまうんですが、これって、真面目に論議されたことらしいですよね。

アドソのガールフレンド、野性的なのは認めますが、触るのにちょっと抵抗あり。(あの時代はみんなそんなものかもしれないけど…)お風呂に入れてからにしたいです。

秘密の図書館と古稀本が燃焼してしまうところは、本好きには「ぎゃーっ!」です。
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by Erika_Akane | 2004-06-04 21:55 | 映画(TV)