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昨夜見た映画、今日読んだ本のレビュー。


by Erika_Akane

Live From Baghdad (2002) TV向けに製作された映画

1991年.イラク軍がクウェートを侵攻した。CNNプロデューサー、ロバート(マイケル・キートン)とイングリッド(ヘレナ・ボナム・カーター)は、数々の試練を越え、米軍による爆撃下からの実況を行う。

フセイン大統領とのインタビュー、ブッシュ(父)大統領の演説など実録画像を交えながら、ドキュメンタリー風に作られています。

戦争の善悪には深入りせず、「ジャーナリズム」についての映画であるところに強みがあると思います。

何をどうストーリーとして取り上げるか。報道したことがどんな反響を呼び、どんな結果を招くのか(時にそれで命を落とす人間もあり得ることが示唆されます)予想もつかないまま、とにかく突っ走っていく――救急処置室のような混沌と凄まじさと重圧と緊急性が伝わってきました。迫力満点。

Live From Baghdad

この映画はBravoで放送されていたのを偶然に見たのですが、現在日本人3人がイラクで人質になっていることを考えると、いろいろと考えずにはいられませんでした。

カナダでこの日本人3人(及びイラクで人質になった外国人)についてのニュースが流れる時には、喉や顔に剣を押し付けられている日本人男性の様子がクリップとして出てきます。視覚的に、ものすごく痛ましいです。
by Erika_Akane | 2004-04-10 12:47 | 映画(TV)