昨夜見た映画、今日読んだ本のレビュー。


by Erika_Akane

The legend of 1900 (1998)   邦題 海の上のピアニスト

トランペットを音楽専門の質屋に持っていったミュージシャンのマックスは、質屋の主人に1900(ティム・ロス)という名前のピアニストの話を語る――大西洋を往復する蒸気船の中で拾われた赤ん坊は、1900と名付けられ、やがてピアニストとして天才的な才能を発揮するようになった。陸での人生を選ぶことも出来た1900であったが、一生の間、一度として船を降りなかった……。『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督。

ペースが遅いかな、という感じもするのですが、なんといっても船旅が舞台ですし、時代も1900年からの(1900は1900年生まれ)数十年ですから、そういうゆったりとした気分で見るべきなのでしょう。嵐で大揺れの船の中で1900がピアノを弾く場面は、映画館で見たかった。

国籍を持たず、家族もなく、才能だけが所有物みたいなもので、一生海の上を漂う1900の存在って、かっこいい!というか、詩的です。しかも、彼はマックスの作り話である可能性だってある。(まあ、幻のレコードが存在するわけですが)

1900って、何かの暗喩なのかしら。人間の中にある、子供時代の自由さと孤独への憧憬?無垢?旧世界から新世界へ渡る人間の心の中に生き続ける自己同一性?いろいろ考えたのですが、よく分かりません。1900は単に1900という男なのかな。船と運命を共にすることを選んだ1900と、マックスとの別れのシーンが切ないです。

関係ないんですが、マックス役の俳優の瞳が、常に左右に細かく揺れてるような気がしてなりません。最初は、船から上がったばかりの人の症状を模擬しているのか、すごいなあ…などと思ったのですが、どの場面でも瞳が揺れています。病気か何か?気になって仕方がなかったのでした。

The Legend of 1900 公式サイト?
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by Erika_Akane | 2004-04-26 21:29 | 映画(ビデオ・DVD)