昨夜見た映画、今日読んだ本のレビュー。


by Erika_Akane

The Virgin Suicides (1999)

1970年代のミシガン州、郊外のコミュニティ。リズボン家の美少女5人姉妹は近所の少年たちたちの興味と憧れの的であるが、厳格な両親の監督のもとに暮らしている。映画は、13歳の末娘セシリアの自殺未遂から、残された姉妹たち全員の自殺までを描き出す。

十代の少女が5人死ぬというのは凄惨な出来事なのですが、謎が謎のままに残る不思議に美しい世界。5人の金髪系美少女たち(及び、乙女たちのこまごまとした付属品)、郊外の清潔に整えられた邸宅、芝生や樹木や明るい自然光……。映像の美しさは、やっぱり映像でないと表せません。特に姉妹が全員死んだ後の、それでも奇妙に明るく見える空っぽの家の様子が、とっても心に残りました。

あまり深刻じゃなくて、十代頃のぎこちなさのおかしみとか、意味不明の残酷さとかもよく出ています。それにしても、70年代の郊外って、見事に白人ばっかりなのね。

Lost in translationのソフィア・コッポラの初監督作なそうです。ストーリー的なまとまりは、Lost~のほうが強いですが、映像的にはこちらのほうが綺麗かもしれません。この監督の特徴になるかもしれない、浮遊感や非現実感って、これのことなのかと分かりました。
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by Erika_Akane | 2004-03-16 03:29 | 映画(ビデオ・DVD)