昨夜見た映画、今日読んだ本のレビュー。


by Erika_Akane

カテゴリ:映画(ビデオ・DVD)( 55 )

イザベラ(ペネロペ・クルス)は料理の達人であったが、自分で運転する時以外は激しい乗り物酔いに悩まされるという弱点があった。ある日、彼女はトニーニョと恋に落ち、結婚し、レストランを営むようになる。二人の相性は抜群であったものの、セックスの時、いつでもイザベラが上でないといけない(乗り物酔いになる?そういうものか?)ことに我慢できなくなったトニーニョは浮気をする。現場を目撃したイザベラは、サンフランシスコへ出奔。TVプロデューサーに見初められて料理番組を始める……。

スパイスの効いたシーフード料理って、とってもおいしそう!全編に流れるボサノバも素敵です。

でも、映画自体が、もうちょっとスパイシーでもよいのでは。(ラブコメは、本格的に笑わせてくれるのじゃないと、「ひまー」と思ってしまう性格なもので……普通にラブコメが好きなかたは、楽しめると思います)

ところで、どちらが主導権を握っているのでもない体位ってありますか?何だか真剣に考え始めてしまいました。『カーマスートラ』あたりに載ってますかねえ。

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by Erika_Akane | 2004-09-16 22:17 | 映画(ビデオ・DVD)
カナダに近いアメリカの小さな町。物静かで孤独な少年セスは、万引きの最中に、やはり万引き中の少女マーシーと出会う。黒人のヘアスタイル人形が欲しいと主張するマーシー。2人は、セスの古い車に乗り、黒人人形を探しにトロントへ出かけることにするが……。

わたしは「ロード・ムービー」に弱いので、かなり贔屓の感想になってると思いますが、この映画、とっても気に入りました。

マーシーは、トウレット症候群です。この病気、日本にいたころは聞いたこともなかったのですが(チックはよく聞くけど)、こちらに来てから、結構耳にする病気です。英語だと、言ってはいけない言葉(F-wordとかC-wordとか)が多いせいか、この病気をコメディのネタにしているのも、よく見ます。

ともあれこの映画では、マーシーの病気はファム・ファタルというか、愛というかの暴力性を象徴するかのように使われています。恋愛関係で、「もう、わけ分からんけど、面倒みきれないけど、やっぱりこの人と一緒にいるしかない」みたいな瞬間ってあると思うんですが、自分のことをコントロールできないマーシーと、そんな彼女を決して捨てないセスの姿は切ないです。

この映画のタグラインは、“Love can’t be controlled.”うまいなあと思います。

ところで、この映画に出てくるカナダ人店員は、もろに「eh?」連発で笑います。アメリカ側は銃でいっぱい。
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by Erika_Akane | 2004-09-15 00:14 | 映画(ビデオ・DVD)
キリスト教の大学で神学を教えるカミールは、同僚のマーティンと付き合っていた。ある日、愛犬ボブが急死し、コインランドリーで泣いていたカミールは、ぺトラと名乗る女性に慰められる。カミールは、自分でもどうしたらよいか分からないまま、サーカス曲芸師であり、自由に生きるぺトラに惹かれていく……。

ヌーディティ、セックスシーン(両方とも美的です)満載、カナダ産レズビアン映画なのですが、思いがけず明るく終わってしまって(犬埋めシーン以後、「そんなのありかー!」と叫びたくなりました。少なくとも指の2、3本は凍傷で落とすべきでないか?って、わたしビョーキですか?)、物足りなかったです。

これ、わたしがカナダ在住者ではなく、長年の間に蓄積された「カナダ映画」(重く暗いはず、という期待をしてしまう)という意識もなく見たら、かなり違う印象だったかもしれないんですが。

ドン・マッケラーとか、ケベック・アクセントとか、レナード・コーエンのハレルヤとか、「出てきた出てきた」みたいな感じ。中学校の学芸会で、いつもの面々が出てくるのを目撃しているような気分になっちゃうんです。困りましたねー。

ともあれ、多くのレビューが指摘するように、映像的にとっても綺麗です。同性愛者にも、とっても受けがいいようです。わたしのpooh-poohなど気にせず、お楽しみください。

When night is falling Amazon
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by Erika_Akane | 2004-09-13 00:33 | 映画(ビデオ・DVD)
両親の離婚で心を引き裂かれた十代のフランク・アバグネイルJr.(レオナルド・ディカプリオ)は、家を飛び出し、身分詐称と小切手詐欺によって生活を立てていく。独自のリサーチや、コミックや映画・TVから学んだ智恵で、パイロット、医者などにみごとに成りすますフランクであったが、彼の逮捕に執念を燃やすFBI捜査官(トム・ハンクス)による追跡が迫る……。実話を基にした映画。

いやあ、面白かったです。個人的に、こういう「天晴れ!」な騙しに弱いんです。(『スティング』も好き)

フランクが、新しい学校で代用教員に成りすましたところと、ホテルでトム・ハンクスを丸め込んじゃったところなんか、大笑いでした。

それにしても、いくら昔のこととはいえ、成りすますものがすごいです。パイロットとか弁護士とか医者とか……大丈夫なの??!!

これ、下手をするとものすごく危ない話だと思うんですが(これだけの能力を持ったフランクが、連続強姦魔とか猟奇殺人犯のほうに転んだら、かなり恐ろしかったと思います)お金を騙しとる相手が銀行だし、誰も死なないし、フランクがチャーミングだし、「危なさ」が感じられないのでした。

“Did you drop this?”の技は、いざという時のために習得しておいたほうがいいのかしら。

Catch Me If You Can
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by Erika_Akane | 2004-09-12 05:25 | 映画(ビデオ・DVD)
私立探偵のジェイク(ジャック・ニコルソン)は年配の女性から、水道エンジニアである夫の浮気調査を頼まれる。ところがエンジニアは殺され、妻と名乗っていた女性は、本物の妻ではなかったことが判明し、ジェイクは大規模な事件に巻き込まれていく……。

暴力あり、ミステリアスな美女ありで、謎解き部分だけでも飽きないのですが、この映画には、デイビッド・リンチ映画みたいな、ドロドロの「邪悪の存在」を感じさせるところがあって、とってもよかったです。(これ、リンチ監督が作ったら、わけのわかんないことになって終わってしまいそうですが……)

「チャイナタウン」って、何を象徴しているのかな……と考えさせられました。人間の邪悪な混沌とした部分?人生のうちで、コントロールのきかない、何でもありの暗黒の面?

フェイ・ダナウェイの頬骨が素敵。
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by Erika_Akane | 2004-09-09 10:11 | 映画(ビデオ・DVD)
スランプに陥っていた、英国の有名ミステリー作家サラ・モートン(シャーロット・ランプリング)は、出版社のジョン・ボスロードに、南フランスの別荘に滞在することを勧められる。美しい田舎の別荘で、早速創作を始めたサラであったが、ジョンのフランス人愛人の娘ジュリーが別荘にやってきたことから……。

ネタバレ注意!!



ヌーディティとセックス・シーン満載で面白いんですが、後半、つっこみたくなる部分がどんどん出てきます。

トップレスが普段着のジュリーの男性の趣味は、すさまじいものが―――誰でもいいのか??

サラが管理人(庭師?)の老人を誘惑するところも、「ぎょえー」なのでした。

で、最後に、「ああ、なるほど。つっこみたくなったのも、セックスと暴力と金をジャンルとするサラの創作だったからなのだろうな」と思ったわけです。(←わたしは、サラの頭の中で起きたこと、と解釈しました。いろいろとサラに都合のいいように展開するし)出てくる男性が、70年代ポルノ男優みたいなのも、それで解決がつきません?

まあ面白いです。いかにもブリティッシュ中年女性なサラと、いかにもフレンチ小娘のジュリー。
スイミング・プール
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by Erika_Akane | 2004-09-04 00:45 | 映画(ビデオ・DVD)
若い女性ジュリエット・フォレスト(レイチェル・ウォード)から、依頼を受け、探偵リグビー・レアドン(スティーヴ・マーティン)は、チーズ科学者(ジュリエットの父)の死の真相解明に乗り出す……。

面白かったですねえ。40年代から50年代にかけての白黒名画からのつぎはぎシーンと、スティーヴ・マーティンとのやり取りが、どうしようもなく可笑しいです。このつぎはぎパロディ、最近のアカデミー賞授賞式のイントロなどで、よく見受けられるのですが、名画でやるとおかしさ倍増のような気がします。

スティーヴ・マーティンの台詞、やっていることに対する昔の名優さんたちの表情、リアクションが(というのも変なのですが、”リアクション“に見えるように作られています)笑えるのです。

イングリッド・バーグマン、べティ・デイビス、カート・ダグラス(この人、えらい歳なんですねえ)、ケーリー・グラント、ジョーン・フォンティーン等など……そして、ハンフリー・ボガードのフィリップ・マーロウまで出てきます。

40年代の白黒名画って、あまり見ているほうではないのですが、それでも楽しめました。(一緒にみた白黒名画ファンは、クスクス笑いが止まらないようでした)

Dead Men Don’t Wear Plaid ファンサイト(?)
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by Erika_Akane | 2004-08-17 21:48 | 映画(ビデオ・DVD)

バツ2、無職で3人の子供をかかえるエリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)は、職探し中に交通事故に遭う。しかし、その事故の相手に対する損害請求訴訟さえ失敗したエリンは、自分の弁護士エド・マスリーの法律事務所に押しかけ就職する。そこで見つけた不動産+医療問題を調べ始めた彼女は、大会社が起こし、隠蔽していた水汚染問題をあばくことになる……。

ジュリア・ロバーツがアカデミー賞を獲った映画ですが、受賞は当然だよなあと思いました。トラッシュっぽい強気美人で、目茶目茶口汚いけれど、庶民的正義感の強いエリン像が鮮やか。

これだけ好きなことをポンポン言い、隙があれば昇給交渉というの、やってみたいです。

でも、途中で微妙な気持ちになりました。水汚染の訴訟に全力投球するエリンに、対して、彼女の子供たちの世話をしているボーイフレンドが「俺をとるか、仕事をとるか」みたいな要求をするところがあるんですよね。彼女はもう、家庭をかえりみずに仕事に打ち込んでいて、子供たちもすねちゃってます。

エリンはもちろん仕事をとるのです。

これ、エリンが女性だから「ほうー、すごいなあ、やるなあ」とみんなに喜ばれるけれど、もしエリンが男性だったら、ブーイングの嵐どころじゃすまなくありません?

ところで、邦題の「ブロコビッチ」。このまま、英語話者に対して発音したら、大受けしそう。ビッチ。

Erin Brockovich 公式サイト
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by Erika_Akane | 2004-08-08 00:29 | 映画(ビデオ・DVD)
父の病のため、故郷の小さな町に帰省中のジェフリー(カイル・マクラクラン)は、野辺を散歩中に人間の耳を拾った。ウィリアムズ刑事に、耳を届けたジェフリーであったが、好奇心を抑えきれず、自分でも捜査を始める。町に住む歌手、ドロシー(イザベラ・ロッセリーニ)が事件と関係あるらしいことを聞き出したジェフリーは、次第に不思議で病的な世界に巻き込まれていく……。

「Touch of Pink」を観た後、カイル・マクラクランの若い頃の顔を見たくなり、十数年ぶりにこの映画をみました。

わお。

初めて観た時も絶句状態だったのですが、今回も絶句。

わざとらしい演出に笑ったり、つっこみを入れずにはいられない部分もあったのですが、全体に溢れるパワフルなWEIRD!!ぶりには圧倒されるしかありませんでした。特に、デニス・ホッパーには、うひゃーとしかいいようがありません。(あれって、地?)

でも、『マルホランド・ドライブ』と比べると、この頃のリンチ監督は、まだまだ、全体の辻褄をあわせようという気があったのではないかと思います。最後には、愛の象徴ロビンが(あの鳥は、もろに作り物に見えますねえ)、気持ちの悪い虫を食べちゃっていたりして。

個人的には、わけが分からないほうがいいんで、『マルホランド・ドライブ』のほうが好きなんですが、『ブルーベルベット』もよかったです。
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by Erika_Akane | 2004-07-27 21:55 | 映画(ビデオ・DVD)
活気に満ちた女学生だったフリーダ(サルマ・ハエック)は、バス事故によって大怪我を負う。ほぼ全身をギプスで覆われたフリーダは、傷が癒えるまでのつれづれに絵を描き始める。先輩画家であり、共産党運動家でもあるディエゴ・リベラによって才能を認められ、やがて彼と結婚したフリーダ。しかし、浮気をやめることの出来ないディエゴとの結婚生活は、波乱に満ちたものであった……。メキシコの画家フリーダ・カーロの生涯を描く映画。

とっても「痛そう!」な生涯なのでした。バス事故からの回復後に、華麗な(レズビアン的)ダンスを踊ってしまったりはするのですが、腰串刺しの事故は痛そうですねえ。

そして、年中浮気をしているディエゴとの目茶目茶な結婚生活(先妻がすぐそこに住んでるって、何なの?)も、精神的に痛ましい。お互いに芸術家として、友達として、政治運動家として支えあうという面も大きかったのではあろうけれど……わたしは、非常に嫉妬心が強いので、あんな結婚生活は出来ません!

ついでに、流産やら、事故での負傷のぶり返しやら……ほんとに痛そう。生きていくのが辛そう。なのに、あのスタミナ、あの色彩、あのユニブロウ、あの絵、etc. すごすぎです。

カナダ住まいの目からみると、メキシコって、それはもうエキゾチック。光とか色彩とか植物・動物とか、異次元の世界です。

昔、フリーダの伝記を読んだことがあったのですが、本で読んだよりも強烈でした。
フリーダ公式サイト(日本語)
http://www.artcyclopedia.com/artists/kahlo_frida.html
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by Erika_Akane | 2004-07-20 22:11 | 映画(ビデオ・DVD)