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昨夜見た映画、今日読んだ本のレビュー。


by Erika_Akane

Pap smear

って、まず学校では習わない英語だと思いますが、女性には大事な言葉かも。

オンタリオ州では、年に一度、健康診断を無料で受けることが出来ます。血液検査、尿検査、血圧など一通り。20歳以上の(というか、セックスをするようになった)女性は、この時に子宮検診もするように勧められます。

これがPap smear。

日本で子宮検診をしたことがないので、同じものかどうかよく分からないのですが、触診、プラスチックのチューブを挿入して、組織を採るなどといったことが行われます。

横たわっている診療台から見える天井には、"If Mr.Right refuses to wear a condom, he is WRONG."というポスターが貼ってあります。

わたしのファミリー・ドクターは年配ヨーロピアンの女性。Pap smearの最中には、いつも「今年の夏休みはどこに行くの?」という話をします。(毎年、サマー・ベケーションが近づいてきた頃に行くからなのか…)これ、なんかシュール。というか、かなりシュール。

異物感は当然ながら、結構痛かったりもするのですが、やっぱり会話に参加しなければ…と頑張っちゃったり。

寝てるだけといえばそうなのですが、かなり疲れました。お医者さんのほうは、もっと疲れるのでしょうねえ。
# by Erika_Akane | 2004-06-29 00:53 | 英語
東京にある大きな貿易会社ユミモトに働くことになった、ベルギー人のアメリー。日本で生まれて幼年時代を過ごし、日本語も話せる彼女は、憧れの日本で働くことに大きな希望を抱いていた。しかし、彼女は、崇拝する美人上司の森吹雪にいじめられる羽目になる……。

原作はフランス語。日本語訳では、『畏れ慄いて』( アメリー ノートン著)という題で出ているようです。わたしが読んだのは、Adriana Hunter訳の英訳です。

これ、「会社」の人々の言い分も、アメリーの言い分も、どちらも分かるような気がして(どちらも分かってないのかもしれないけど)非常に気がもめました。

アメリーの日本文化認識に納得できなかったり、日本語能力に疑問を抱いたりするところはあるとしても、「そういうところあるわよねえ」という、日本社会のおかしな点も多数。嫁と姑の間に立つ男の気持ちって、こんなものかしら。

でも、後半は一方的にアメリーに共感してしまいましたよ。(日本で堅気の仕事らしい仕事をしたことがないもので……わたしは、日本で社会人として生きる前に出ちゃったので、いろんな常識に欠けてるはずです)いくらなんでも、便所掃除係にするなんてひどいです。わたしは辞めちゃうと思う。(日本人でも辞める時は辞めるわよ!)森吹雪は陰険なサディスト!!

この経験を書いた本が大当たりした時には、さぞかしスカッとしたでしょうねえ……。本全般に、強烈に皮肉な笑いがきいてました。

Fear and Trembling Amazon.com
# by Erika_Akane | 2004-06-26 10:09 | 洋書
1910年後半から20年代ぐらいのパリ。作詞・作曲家のコール・ポーター(ケビン・クライン)は、バツいちの美しい女性リンダ(アシュレー・ジャッド)と知り合う。ゲイのコールであったが(リンダ承知のもと)二人は結婚し、長い結婚生活へと乗り出していく……コール・ポーターの生涯を彼の音楽でつづったミュージカル。

これ、すごいです。上映後は気持ちよく拍手が起こり、Awesomeと大声で言っていた男性までいました。大人のデート映画!いい雰囲気になること間違いなし。

数々の困難を抱えながらも(なんたって、夫がゲイなんですから、ある意味仮面夫婦)コールとリンダの間には、深い愛情が育ち、共に老いていくのです。最後まで愛し合うのです。しかも、それが華麗な音楽と衣装(素敵なの。ほんとに)と家具に彩られているのです!昔の車とか劇場とかも素敵。

よくよく考えてみると、どうしてリンダがコールのことをそれほどまで愛したのか分からないのですが(最初の結婚がよほど悪かったのか?)、そんなことどうでもいいのです。

アラニス・モリセット、シェリル・クロウ、ダイアナ・クラールなどなど、豪華歌手勢が、20年代~40年代の衣装に身を包まれて歌います。コール・ポーターって、こんなにいろいろと作っていたのですね。

De-Lovely 公式サイト
# by Erika_Akane | 2004-06-25 20:22 | 映画(映画館)
週間朝日に連載されたコラム『退屈な読書』(1998.5.1~2001.12.29)を補筆、単行本化したものだそうです。

楽しく読みました。そして、とっても羨ましかったです。

こういう知識人がいて、いろんなものを読んでくれて(AVまで見てくれて)、いろいろなことを、分かりやすく紹介してくれる環境が羨ましかったのです。で、気になる本があったら、ささっと図書館に行くなり、本屋に行くなりして入手でき、それを読むことが出来るのって、いいですよね。

こっちにも、そういう知識人がいて、やはり分かりやすく紹介してくれていたりするのかもしれないのですが、なんといっても、英語は読むのに時間がかかるので、そうそう身軽に動き回れません。書評を読むこと自体だって、延々と時間がかかってしまうのですもの。英語本がいっぱいつまった図書館や本屋に行くと、本当に、深い森の中に立っているような気がします。

ちょっと検索したら、この本の中で取り上げられている書名一覧をまとめている人がいました。(偉い!)リンクはっておきます。
『もっとも危険な読書』で取り上げられている本一覧
# by Erika_Akane | 2004-06-24 21:29 | 和書

Were the Italians jobbed?

今朝の新聞の見出しの一つです。

もちろん、
・昨日のデンマークVSスェーデンが2-2になったため、
・イタリアが敗退となり、
・イタリア人が北欧勢陰謀説を唱えていることを
・ジョークっぽく取り上げている
わけです。

jobにはいろんな意味があるわけですが、使い方の一例が、とってもよく飲み込めました。

昨晩のリトル・イタリーは、なんだかしょぼくれていました。ちょっと可哀相でした。
# by Erika_Akane | 2004-06-23 21:21 | 英語